クワイエットルームにようこそ


を、非常に遅ればせながら先日観てきました。
原作がすごく好きで、読み始めると一気に読まないと気が済まないほどで、原作が気に入ってるやつの映画化は気に入らないのが世の常ですが これは原作者が監督なら話は別だろ、と思ってたけど、意外と気に入らなくてびっくり。
本だけだと、頭の中で自由に想像して勝手な演出をしてたので、なんていうかクライマックスの大竹しのぶが本当に西野さんで、西野さんならこうするだろうってことがスクリーンで上映されてるんだけど、うますぎて、こわすぎて笑ってしまった。なんだろうあの気持。でも本にはない小ネタで随分笑わせられたことを考えればプラマイゼロだろうか。
オズの魔法使い」のアレってきっと散々世間で言われてると思いますが、アレのせいで松尾さんが批判的なのか肯定的なのかさえまったくわからないっていう不安定な気もある。ただどっちでもなく「17歳のカルテ」の日本版としての話なのか。おちょくってる最上級の批判なのか。わたしは割とメンヘル寄りだから気になってしまう。髪を燃やす女は顔を燃やしたポリーかなぁ とか、主治医がレズとか(すっごいウケたけど一緒だ) ああいう病院はどこでもそうだと言われればおしまいですが。


ただ、わたしの宮藤官九郎熱には火が点きました。