絶対の愛


下高井戸シネマで連日キム・ギドクナイトをやっているので、行ってきました。
「魚と寝る女」しか見てないけど、あまりにもびっくりしたので、あんな世界が繰り広げられるのだろうか…と思って行ったら、まったく違いました。
不変の愛とか、それを手に入れることの矛盾とか、そういうのが描かれてるんだろうなぁ、っていうのは感じるけども、冒頭のケンカシーンで一気にセヒが変なめんどくさい女に見えてしまうし、どうしてセヒとジウさんがそんなにお互いに執着しているのかがわからない。スェヒがジウを求めておかしくなっていくのもわかるけど、私としてはスェヒもセヒも最初から変なひとだし。舞台が限られていて、よく出てくるカフェはそのシーンになると絶対ケンカが始まって、なんか笑ってしまった。
あんなに相手を疑って、不安になって嫉妬に狂って自分を変えて亡霊みたいになってしまうような愛なんて、まったく絶対の愛ではないんじゃないかとすら思った。